舟子遺跡

縄文時代中期後半の土器が主だが、後期の土器も見られる。
中期後半の土器には木の葉の文様が特徴的な北陸地方の土器も見られる。

石器の加工時に出る石屑も多く出土していて、地元のチャートだけではなく黒曜石やサヌカイトもある。

木の葉の文様は言われてみればなんとなく分かった。個人的には紐を通す為の穴が取り付けられているのが気になり、この土器は置くものではなく吊るすものなのだと理解した。

チャートの石鏃と黒曜石の石鏃を比べてみると、黒曜石の方が加工がしやすいように見える。わざわざ逆V字型にカットしている。それでもチャートも使っているということはチャートの固さが良いこともあるのだろう。